玉那覇 有公たまなは ゆうこう

沖縄県石垣市に生まれ、首里の琉球紅型宗家十四代 人間国宝城間栄喜に師事し伝統的な紅型技術を習得されました。
紅型は友禅に並ぶ芸術工芸的価値に加え、沖縄の風土と結びついた地方性豊かな特色を誇る染色技法です。
紅型製作にあたっては意匠構想から下絵づくり、紅型彫刻を経て型付け、仕上げに至る工程を熟知し、沖縄産の生地の風合いを充分に生かした作品を発表し高く評価されています。

人間国宝(重要無形文化財保持者)

1936年(昭和11)石垣市で生まれる
1961年 琉球紅型宗家14代・城間栄喜に師事
1975年 第22回日本伝統工芸展初入選
1976年 沖縄タイムズ芸術選賞奨励賞
1978年 日本伝統工芸展奨励賞
1991年 第38回日本伝統工芸展文部大臣賞
1996年 重要無形文化財「紅型」の保持者に認定
1998年 紫授褒章。