羽田 登喜男はた ときお

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人間国宝(重要無形文化財保持者)

平成20年2月10日没石川県に生まれ、加賀友禅を学び20才で京友禅を学ぶ。
活動の拠点を京都に据えられましたが「創作の基礎はあくまでも生まれ故郷の加賀友禅」であったと語られています。
冬にかけて翳りの多い金沢の気候は加賀友禅にコントラストのはっきりとした意匠と独特の色調を生みました。

羽田氏は独自の感性で加賀友禅の純化を図り、それを京友禅のうえで展開することに成功したパイオニアでした。
花鳥風月をモチーフにした作品が中心ですが特に鴛鴦が多いのは有名です。

経歴

昭和61年に今は亡き英国王室ダイアナ皇太子妃に京都府から寄贈された本振袖「瑞祥鶴浴文様」を製作されました。
平成8年フランスのリヨン染織美術館で羽田登喜男氏、長男の登氏、登氏の長女登喜氏3代の家族展が開催され日本の友禅がフランスの人達にお披露目されました。